3D「元年」、対応映画館4倍に 値下げや眼鏡工夫…集客アップへ(産経新聞)

 立体映像を楽しむ3D(三次元)映画を観賞できる劇場が急増している。公開中の大作3D映画「アバター」配給の20世紀フォックス映画によると、昨年3月に61劇場68スクリーンだった3D対応館が、年末には203劇場289スクリーンと4倍以上に。各劇場は作品の公開ラッシュに合わせてスクリーン整備や料金の値下げ、観賞用眼鏡を工夫するなど、3D映画の垣根を低くして集客力アップを狙う。

[フォト]3D映画「アバター」のワンシーン

 3D映画は「センター・オブ・ジ・アース」など一昨年あたりから登場してきたが、作品数が少ない上に3D対応の劇場も限られていたこともあって、浸透度は今一歩だった。

 「3D元年」と呼ばれた平成21年は、ディズニーアニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」や「ボルト」、邦画初の長編「戦慄(せんりつ)迷宮3D」など20作品近くが国内で相次いで公開され、対応劇場の整備が急速に進行。注目を集めるジェームズ・キャメロン監督の12年ぶりの新作「アバター」が年末に公開されたのに合わせて3D対応スクリーンを増やした劇場も多い。

 また、立体画像の難点だったズレやゆがみが気にならなくなるなど映写技術が進み、子供用の観賞眼鏡も登場。料金の値下げなど各劇場のサービス合戦も激化している。

 TOHOシネマズでは、一昨年に14だった3D対応スクリーンが昨年119(共同経営館18スクリーン含む)と10倍近くも増加。ワーナー・マイカルは、12月5日公開の「カールじいさんの空飛ぶ家」の公開に合わせて、大阪府守口市の劇場に新たに2スクリーン、滋賀県近江八幡市の劇場に1スクリーンをそれぞれ導入した。両シネコンとも、これまで一律2千円だった3D観賞料金を、前売り券やレートショーの観客が300円の追加料金で観賞できるようにした。

 シネコンを展開するティ・ジョイも、「アバター」の公開に合わせて、梅田ブルク7(大阪市北区)などで3D対応スクリーンを増やした。マネジャーの島田貴行さんは「21年は3D作品が多く公開され、劇場の整備も進んだが、今や3Dというだけでは注目されず中身で勝負という風潮が強い。今後は邦画作品も増えていくだろうし、劇場、制作側にとってもまさに3D映画の過渡期といえる」と話す。

 同劇場に、「カールじいさんの空飛ぶ家」を8歳の娘を連れて見に来た府内の中辻まきさん(37)は「3D映画は、臨場感にあふれていて物語に入り込みやすい。吹き替え版がほとんどなので親子で楽しめるし、これからも観賞していきたい」と話していた。

【関連記事】
新作「アバター」 宮崎アニメにオマージュ J・キャメロン監督
最新のデジタル3DとCG技術 SF超大作「アバター」
3Dテレビで日韓激突、世界最大の家電見本市が開幕へ
家庭用3Dテレビ続々発売 デフレ阻止の救世主
グラドル亜矢乃「あたしを踏み台に」セクシー3D映画の衝撃

田舎で働くピアノ講師のブログ
2010年サンダース軍
自己破産
モバイル ホームページ
クレジットカード現金化
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。